ハイアーセルフ・森の奥

体験談

セラピストの誘導で、きれいな砂浜に降り立った私は、心地よい波の音や砂の感触、片足が波につかる感覚を楽しんでいました。

空は一面、ピンクの雲。夕日か朝日に照らされているのでしょうね。とてもきれいです。

浜辺沿いに歩くと、なんと、白い大きなクレーン車がありました。クレーンの先は海に浸かっており、海から何かを引き上げる途中で止まっています。

これがのちに何かを意味することになるのかもわからず、そのままいったん置いておいて先に進むことにしました。

出てきたのは、天へと続く10段の階段でした。

天へと続く10段の階段は白くツヤツヤしていて、光が反射した部分がタマムシのようにピンクや緑色に光るのです。とてもきれいでこんな神秘的な階段を他に見たことがありません。

砂浜に立ち、浜辺から階段を見上げると、緩やかにカーブした踊り場を経て階段の頂上であろう一番高いところに、濃い緑色の木々や植物がはみ出しているのが見えます。はみ出す、というのは、そこにドアがあることを知っていたからです。

どうなっているのだろう?

私はとても興味がわき、すぐに駆け上がりたい気分になりました。

その階段の先には、ハイアーセルフと呼ばれる、自己の結晶化した人格が存在します。良くない感情もろもろがすべて取り払われた、結晶化した、自分自身です。

階段をゆっくりと一段ずつ上ってゆき、その頂上にたどり着いたとき見えたのは、透明なドアと、その向こうに広がる深い森、そして中にとどまらず勢いよくはみ出した木々や植物、森そのものでした。

透明なドアは自動ドアで横に開きます。

深い森の中に身を入れると、音が静かになった気がして、一層神秘的に感じられます。まるでここだけ別の次元にいるようです。足元は白い四角の石畳が道になって奥へ続き、その先は見えません。

誰かいないか、探します。

頭上も森ですが、2か所ほど、木々の間から強い光が漏れて複雑そうでいてシンプルな太陽の形を落とします。

もっと探します。

横を見ると、木々の間に一か所、たくさんの光が降り注ぐ場所がありましたが、そこへの道はなく、引き返さないと行けそうもありません。そこは別ルートなので行くことはしませんでした。

このように、どこを見ても木々や植物ばかりの深い森の中です。

意識を集中すると、森の先にトンネルの出口のような、丸い光が見えます。木々や植物が形を変えてトンネルのように丸く私の行く道を包みます。途中、ピンク色のカトレアの花が何本も生えていてこれもトンネルのように、進む道を丸く包みます。

私はその先に、女神像があることに気づき、女神像に聞きたいことを一つ質問することができました。

女神像は、白い石膏でできていて、大きな台座と一体化していて、つま先まである長いスカートを両足と一緒にゆったりと緩やかに下におろしています。体の左側には女神像の大きさの倍はありそうな大きな水瓶を抱えています。

女神像は、「対処できている」と答えました。

答えの意味を理解した私は、そうかと思いました。

問題が起きたらそのことについて深く見つめなおし、何が最善か考え行動に移している。パートナーと接していく中で、たまにネガティブな感情にさらされるのは、私が人間であるからなんだと、本質は、好きなことを好きなように自由に愛を楽しんでいるということに、自分が承知の上だということに気づきました。

女神像の体の横にある水瓶の中をのぞくと、きれいな水がたっぷりと溜まっています。きれいだなと思って私が見ていると、女神像が無言で私の頭にかけ始めました。パシャパシャという水の音と、頭にあたる水の重さが心地よく、体の一番上からきれいになって行くようでとても気持ちが良かったです。

心から癒された私は、女神像とお別れをして、元居た浜辺まで戻ることにしました。

海の中にクレーンの先を突っ込んでいた真っ白の重機は、もうなくなっていました。

セラピストは、重機は、建設的な思考の現れだと教えてくれました。もっと深く読むと、何か新しいことにチャレンジしようとしているのかもしれないですね、と付け加えました。

二人でこの夏、釣りかサイクリングを始めようかと話していたので、そのことかもしれないと思い、この先もそうやって楽しんでやっていくんだなと感じられることができました。

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ナチュラルF+ ヒプノセラピー心理療法所

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