体に感じる異常な疲れ・女性

体験談

前世療法では、「子供と過ごした前世」というテーマでセラピーが始まりました。

女性は、カウンセラーの私と数年前から交流のある、飲食店を経営する50代の女性です。カウンターとボックス席のある、狭くはない店内を、女性一人で、仕込みと調理と接客・経営をこなしていました。

女性は、開店から3年までは絶対に店をつぶさないという強い意志で、疲れも忘れるほど必死に働いたと、言います。3年を過ぎれば固定客も付き、お店が認知されると知っていたからです。

その3年が過ぎたあたりから、体の異常な疲れに悩まされるようになり、私のリラクゼーションに来ることになったことが、今回のヒプノセラピーの始まりです。

セラピーを始めると、なかなかイメージがわかず、天と地もない真っ白な空間ばかりが出てきます。確かにさきほど深い深呼吸をして、催眠に入ったはずでした。

自分がどこにいるのか、空っていったい何色なのか、混乱が続きます。

眠れない人がいたとしても、寝ない人はいない。それと同じで、催眠にかからない人はいません。

普段から、女性の体を施術していた私は、呼吸が速いことに気づき、一度大きく深呼吸をするように言います。

見えたのは、お城の渡り廊下でした。

女性が見たのは、中世風の建物の一部、お城とお城をつなぐ渡り廊下です。

そして自分が、そのお城に仕えているお手伝いさんだと気づきます。

お手伝いさんは、ずいぶん若いころから奉公に出ており、自分の出自も知らず、一年中お城で働いています。好きなこともせず、人と感情で接することもなく、ただこの広いお城の中を必死に掃除して生きているのでした。

やがて、死の瞬間が訪れます。

お手伝いさんは60歳です。

事件事故ではなく、お城の中の自分の部屋で、ベッドに横たわったまま、胸が苦しくなって亡くなるのです。

それは決して老衰ではありません、働きすぎによる過労死でした。

この前世が見えたことは、相談者である女性が、今まさに働きすぎで体に危険が迫っているということを、”見たいと言っていた子供と過ごした前世”よりも先行して、一刻も早く気づいてほしいと、無意識が判断した結果だったのです。

前世であるお手伝いさんが、女性に伝えたかったことは、自分と同じような死に方はしないで、しかるべき処置と適正な医療を受けてほしいというものでした。

女性はこの数年、がむしゃらに働き、疲れを無視し続けたことにより、体が出す異常のサインを見過ごしてしまったのです。それにより、普通の人と同じ運動量でも、普通よりもはるかに重い慢性的な疲れに見舞われることになったのです。

冒頭で、女性がなかなか催眠に入れなかったことと、この症状と、自律神経が関係あるように感じます。

セラピストとしての勘ですが、この女性のお母さんが”そういう体質”でそれを遺伝により受け継いだと感じ、これは病気であり決して怠慢ではないということを女性にお話ししました。

女性の中で、私のセラピーを受ける直前に、体の疲れのことで店を継続か閉店かを決心していたといいます。

その中で見た、前世の記憶…過労により死ぬことになったお手伝いさんの記憶は、今の彼女に、自分と同じになってはいけない、退くも勇気、と言っておられるのではないかと思いました。

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