EXPERIENCE体験談
展開・ハイアーセルフ
2024.05.20
私は今やりたいことが多く何から手を付けようかと悩んでしまったのと、アイデアが湧かなく、自分は本当はどうしたいのかと奥深い深層心理が知りたくなったのでハイアーセルフを受けることにしました。
普段、企業の一社員として働いていますが、将来はお金を得るためではなく、人のためになる事業がしたいのです。そのために莫大なお金がかかるので結局、何をどうすればいいのかわからず、ハイアーセルフに会って、自分が何をしていけばいいのか、聞きに行くことにしました。
ハイアーセルフとは、ネガティブな要素をすべて取り除いた結晶化した自分自身のことで、魂の部分と言います。自分にも本当にそんな人格が存在するのか、これから会うのが楽しみです。
セラピーでは、きれいな砂浜を歩いている自分をイメージしていました。
寄せては返す、波の音、その向こうの広大な海、陰影のはっきりとした影が気分を明るくします。
しばらく進むと、砂浜に透明な階段が見えてきました。それは上へと続く10段ほどのものです。しっかりとした未知の素材でできていて、ツヤツヤして、太陽の光を七色に照り返し、本当に美しいと感じる。
いまだかつて誰もここに足を置いた者はいないだろう。未踏の元素を手に入れたかのように、私は心が湧きたってすぐに登り始めた。
完全な無音に、完璧な空間、足元には先ほどいた大海が広がって見える。高度な科学力と緑が調和している、ここは、未踏の素材(透明な硬いもの)でできた天の庭園であることがわかった。実にインダストリアルだ。
すぐ目の前にはきれいに計算されつくした白いドアがある。そして無駄がない動きで開くのだから、まさに近未来的だった。
中に入ると、遠くに、数人の男女がたたずんでいるのが見える。7人ほどだ。白っぽい服を着ていて離れていても強い存在感を発している。
私は近づいて行った。
近づくと、7人の男女がごつごつした体つきであることがわかってきた…いや、体がごついのではなく、身にまとうものに重厚感があるのだ。
強い存在感で重量級のごついシルエットで、なんだか圧倒されそうだ。
近くまで距離を縮めた私は、彼らに聞いてみた。
「あのう、私のハイアーセルフさんですか?」
「そうですよ」
「当り前じゃないか」
「そうに決まってるじゃないか」
「いまさら何を言ってるんだい」
「我々はあなたのハイアーセルフである」7人が一斉にそんなことを言った。
「そのう、いっぱいいるんですね、それに女性が一人…」
「そうですよ」
「当り前じゃないか」
「そうに決まってるじゃないか」
「いまさら何を言ってるんだい」
「我々はすべて同等の存在」と答えが返ってきた一斉に。
「では、そのような格好をしておられるのはどんな意味があるのですか?」
「別にこれが普通です」
「これが我らです」
「そ、そうなんですね…あの。聞きたいことが」
そういった時、金色の髪の特に輝く背の高い女性がほほ笑み、何かをこたえてくれるのかと思ったら、次の瞬間、彼らと私の間に大きな壁が出現した。
大きくて立派で倒れない壁だ。
どっしりと構えた壁は、私を遮ったのではなく、彼らに力を見せつけられたような感覚にさせた。
「こ、これもハイアーセルフさんの力なんですね?」両手を広げたくらいの幅の壁だ。だが存在感はハンパなく壁なのか岩なのか鉄でできているのか、とにかくゆゆしい。その壁を横からおそるおそる回り込み、先ほどの男女を再び相まみえようとした時だった。
私の意識が瞬間的に移動し、柔らかな絨毯の床を、全身、”丸”の形で縦横無尽に転がっていた。転がっていたのだ。
行きたいところはどこへでも転がっていける。階段があっても自分の意志で跳ね上がり、何なら少し浮くこともできた。私は自由で、完全な”球”なのである。
先ほどの壁は私自身であり、7人の男女もそう。
そして球になった私は適当なところで立ち止まり、その場で内側から”展開”した。
私たちは生涯、球から多面体、そして、内側を展開して自分を表現する事に人生を使った。
いつでも好きな形になれるし、今まで誰もなったことがないような珍しい形になることに人生を捧げる者も多い。
すべては、私という個を喜んで象徴するためだ。
今、私は一人の地球の人間に生まれ変わって、かつてできていた展開をすっかり忘れてしまっていたようだ。でも今のこれで理解しただろう。
今世もちゃんと展開できる。私の果てしない意欲は、内側からあふれ出すエネルギーとなって地球上で展開するだろう。
それと、地球の家族、実家から何か大きな有形の価値あるものが自分の所有物になる未来が見えた。
とりあえず本人に伝えておこう。あと、会社は辞めてはいけない。これもちゃんと言っておこう。
そうしてあとは、本人の”展開”次第だ。だから、まずは自分が熱を持っているその気持ちを大切にして、人生を歩んでいくんだよ。がんばりなさい、私。
これらがハイアーセルフからいただいた言葉だった。ハイアーセルフ本体と重なった自分は、元の自分に戻ると、なんだか胸が熱いような体の内側がほてる感覚がした。
後日談になるが、占いも好きでたまたま旅先で合った占い師に、友人のついでにと見てもらったが、今回のハイアーセルフさんと同じようなことを言われました。実家から何か得ると。負の財産でなければいいが。(笑)